インテリアを改装しようと思うタイミングに老後という時期で考えてみたいと思う。老後と一言でいっても、リタイアしたのか、子供が巣立ったのか、年齢で考えるのかその観念はいまいちハッキリしない。なので、ここでは自分の労働のみで生計を立てる時期を過ぎ、人生の最終段階を生きる生活という観念で考えてみたいと思う。その生活の中で考えるインテリアとは、やはり最低限の美徳はあると思う。最低限で暮らしてきた人間があえて
インテリアを改装するために... の続きを読む
私たちの住まいには、スタイルを統一することで、落ち着いたところになります。例えば、モダンだったり、和風だったり、カントリーだったり、クラシックだったり、ミックスだったりします。外装も内装も統一されて、建てているので、家具やインテリアとなる物もそれに合わせて置く形になります。ただ、漠然に多くのものを取り入れてしまうと、ゴチャゴチャになりますから、ある程度の空間を入れてすると良いでしょう。また飾りたい
家族が好むインテリア... の続きを読む
いったい、これから建てる家は何のための家なのか、いちばん大切にすべきことは何なのか、そういうことがまったくわかっていないのです。そういうお客様は実は少なくないのですが、多くの場合は、私どもとの打ち合わせのなかで理解されていき、その家族にとって本質的な意味での「よい家」を獲得されていきます。残念ながら、どうしても理解されないお客様もおられます。このようなとき、お客様の言いなりになって、われわれとして
不本意な家は建てません... の続きを読む
私たちは、Mさんに、森の絵を描いてもらうことにした。壁の位置が、ケヤキの大木の背後にあたるので、森のイメージがいいだろうということになったのだ。昼間は、左官の仕事もあってなかなか絵に集中できないので、夕方から夜にかけて、Mさんは絵を描いた。女の子ひとりでは物騒だということで、心優しいTさんがクリの大黒柱に漆塗りの作業をしながら、Mさんに深夜まで付きあった。私たちは、オニギリの差し入れをしながら、フ
深夜に森のイメージを描くMさん... の続きを読む
建具をつくる時には、この板を作業場で切断し、建具を組み立てるためのほぞとほぞ穴が開けられ、同時に、ガラスなどをはめる場合には、ガラス用の溝が彫られる。ほぞは穴よりちょっと大きめにつくられ、叩いてぴっちりと納まるようにする。こうすると、穴の中でほぞが復元して接合が堅くなるからだ。さらにもしもの緩みを防ぐために、ほぞ穴に接着剤を湿布する。昔は、接着剤の代わりに、飯と小麦粉を水で練った続飯というものを使
建具の組み立て方... の続きを読む
遮音性の点でいえば厚さ、重量に比例して高くなりますから、その意味では、厚い方の12・5ミリが良いのです。もし、検討中の物件の間仕切り壁の下地につかっている石膏ボードが9・5ミリ厚なら、そのマンションの売主は、これから何十年も住まう購入者への配慮が欠けているといわざるを得ません。主寝室と洋室が間仕切り壁で仕切られている場合は特に要注意です。お住まいになる住人の年齢などにもよりますが、9・5ミリ厚の石
マンションの売主... の続きを読む
香港にはタイムズスクウェア(この名前の高層建築物はあちこちに存在するが香港が英語圏なので仕方ない)という高層建築物があります。駅から地下道を通って徒歩5分の位置にある物で、もともとは香港市内を通っていた列車の車庫跡地に作られたものです。1994年に完成した地上194m、46階のビルで茶色くいびつな形状の高層建築物です。低層部は大きな吹き抜けのあるショッピングセンターがあり増すが1階部分は公共広場と
香港の巨大ビルタイムズスクウェア... の続きを読む
多くの図面によって追加請求がゼロになるのでしょうか?設計監理報酬の額は工事費総額に一定の料率を乗じて算出するのが普通である。世間には設計料は一律に工事費の10%だと思っている方が、実際の設計料率は建物の種類によって異なり、また工事費が増えるに従って料率は逓減する。たとえばマンションやアパー卜と、1戸建ての住まいとを比べると、マンションの類の共同住宅は料率が低く、1戸建ての料率は高めである。これは共
建築家の“業績”とはどういうものか... の続きを読む
〈この時期になって、資金計画を変更しようと思うようになりました〉なるほど。お金を誰がどれくらい出すか、あるいはどこから借りるか、これは極めて重要でヴィヴィッドな問題である。メールの続きを見てみよう。〈というのは、当初、雇用不安等を考えて、親と私とで費用を出し合って共有名義で計画していたのですが、こんな時だからこそ、ローンを組める時に組んでおいたほうが良いと考えるようになりました。銀行や公庫は住宅ロ
不景気だからこそ住宅ローンを借りるという選択... の続きを読む
幸い敷地は広かったし、末弟は結婚相手も決まっていないのに、親と同じ敷地内に住む気持ちになっていた。次弟も私も、公園に面した敷地環境は気に入っていたので末弟に引きずられる形で、親と結婚した息子3人の4家族が住む住宅を設計することになった。ただしこの敷地は当時の用語で言うと「第一種住居専用地域」で軒高10メートルまでしか建てられない。敷地面が道路より高いので地下に車庫は設けられるが、居住空間は3階が限
地下1階地上3階の建物を設計... の続きを読む
営業担当が変わった。転勤ということだが、事前にはOさんに何の連絡もなかった。ただ事務的に「担当が変わりました」と告げられたらしい。「こんなものなのでしょうか?」と、不安と驚き(それとも呆れて?)がないまぜになった感じでOさんは語るのだった。注意を喚起しておいたけれど、ハウスメーカーの営業マンが突然変わるのは実によくあること。これは一つには業界の体質に起因することで、決してほめられたことではないが、
本番前のリスクヘッジ... の続きを読む
長年住宅の設計を業としていると、世間一般の住まい観の動向がなんとなく察知できるものだ。この十数年、つまり。ハブル経済崩壊後になって感じるのは男=夫が住宅設計の打ち合わせに積極的に参加するようになったことである。私が自分の事務所を構えたのは1970年代初めだが、これは「いざなぎ景気」から「日本列島改造論」へと移る時代で、その後は二回のオイルショックはあったものの、おしなべて日本の高度成長時代であった
「寝るだけ」亭主の誇り... の続きを読む
ベルギーのブリュッセルにEU本部のビルであるベルレモンがあります。これは1624年に修道院が建設されたのがきっかけで、フランスのベルレモン出身の女性が数多くは言っていたことから名づけられた地名のようです。20世紀に入り(多分ドイツ軍と連合軍の戦争で?)修道院跡地を買い取ったベルギー政府はここにEUの本部を置くことを決定、大きなビルを建築しました。真上から見ると十字架の構造をしており、中央部の「柱」
EUの本部がおかれているビル... の続きを読む
一戸建てを建てる時は、間取りや費用はもちろんのこと、どんなタイプのイメージの家にするのかも重要なポイントになります。まず、住む人の生活スタイルを考えてみましょう。次にそれに合わせてどういうタイプの家がよいのかを考えていきます。タイプにはいくつかありますが、ナチュラルタイプ、カントリー調、北欧スタイル、モダンスタイルなどがあります。また和風をベースにしたものには、純和風スタイルや新和風、古民家風もあ
一戸建てを建てる時のイメージの考え方... の続きを読む
パンやお菓子作りのお店をひらくのが小さい頃からの私の夢でした。わが家は両親の家と隣同士になっています。両親は自宅の1階で写真屋を営んでいますが大手の写真専門店がたくさんできたこともあり来月お店を閉めることになりました。一番下の子供が来年から小学校に行くことだし少しは自分の時間もできるだろう、せっかくだからお前の好きなことをはじめたらどうだ!と父が背中を押してくれました。店内に飾る写真やPOP用やち
リフォームして自宅でパンやお菓子のお店を... の続きを読む
マンションは上下左右に他の方が住んでいることもあります。当たり前ですが、実際にトラブルになることもあるようです。特に購入したマンションであれば、簡単に引っ越すわけにもいきません。できればトラブルを避けておきたいものです。もしトラブルになった際、考えたいのはトラブルの原因は何かということです。気を付けて改善できるものであれば、出来る限り気を付けたいものです。しかし、子どもの足音、泣き声など、どうして
マンションの下の階の人との関係... の続きを読む
私は基本的に対角中心を採用しています。小さな張りや欠けは平均して長方形に修正する。大きな張りや曲がりがある場合には、二つの四角形に分けてそれぞれの対角中心を出し、中心どうしを結んだ線の真ん中を中心とする。建築家として、それなりに幾何の知識は身につけているつもりですから、大きな間違いはないと思っています。なぜならそのようにして求めた中心は、実際に図面を切り抜いて求めた「重中心」と大きくずれることはあ
家の中心の見つけ方... の続きを読む
日曜日は釣り場が混雑しているから、空いている木曜も休みにしたそうです。人は、現在だけに生きているわけではありません。未来があるのです。今は何も趣味がなくても、このオーナーのように家づくりをきっかけに、将来、新しい世界が広がるということもあるのです。また、カラオケにはまる人も多いのです。最近はカラオケの装置を組み込み、音響的に周囲に音が漏れないカラオケルームにする人が増えています。人づき合いが面倒だ
友だちが集まる家になっていた... の続きを読む
都市の姿に対し60年代は、メガロマニアックな構造体によって全面的に都市をつくり変えていこうとする提案が、建築家によって数多くなされた。80年代になると、このような混沌は、カオスの美学としてもてはやされた。どんな建築をつくってもいいのだと。そしてバブル崩壊を経た90年代以降には、この混沌の中にも何かしら東京らしいコンテクストを見つけていこうとする、いわば虫の目的な視点での提案が数多く見られるようにな
戦略的アプローチの表れ... の続きを読む
実際に暮らし始めると、そこで過すこと自体がストレスにつながりそうです。ある家族から、リビングルームにいてもどうしても落ち着かないので一度見てもらいたいと相談を受け、訪ねたことがありました。部屋の一角にはたくさんのインテリアの本が積み重ねられていました。その家の奥様は、本を見ながら一週間に一度の割合で絵を掛け直したり小物を飾ったりして工夫を凝らしているのに、家族で団欒の時間を過していても、バラバラの
実際に暮らし始める... の続きを読む
神戸市児童連続殺傷事件を起こした少年の部屋は、鍵があり、親の目が届かないことをいいことに、ハンマー、ナタ、金槌などの凶器を部屋に持ち込んでおり、まるで殺人の準備室のような部屋になっていました。家族で過す団集の場はなく、ダイニングルーム(食堂)にしても、家族全員分の椅子が揃わず常に家族バラバラな時間帯に食事をしていたことが窺えます。いつも食事を自分の部屋に持ち込み、一人で食べていた少年もいました。ゆ
神戸市児童連続殺傷事件を起こした少年の部屋... の続きを読む
「子供の部屋の扉にカギをつけるか、つけないかで迷っているんです」このような話をよく聞きますが、親が子供部屋にカギをつけるかどうかについて悩むのは、子供部屋を与える目的を見失っているからです。コーナーであれ、部屋であれ、空間の使用目的は家族同士の約束事として成立していなければなりません。こうしたルールが機能しなくなると、家族間にはギクシャクとした空気が漂うようになります。子供に部屋を与えながら、子供
親も子離れをしていかなければならない... の続きを読む
常識と思っていることにも、ウソはたくさんあります。暮らしの知恵やアイデアといわれるものの中にも、まちがいはたくさんあるのです。たとえば、米のとぎ汁で床をみがくとピカピカになるというのは、昔から暮らしの知恵とされてきました。たしかに床はピカピカになるでしょう。米のとぎ汁にはビタミンやミネラルが豊富に含まれているので、それが木によいという説もあるようです。しかしこれらは、ダニや雑菌の格好のエサ。床みが
餌をまきちらしている... の続きを読む
一人の女子学生が、親の性生活を見た体験を書いてくれました。中学二年生の夏に、六畳・四畳半の木造アパートの中で、間仕切りのふすまが取り払ってあるという中で、親の性生活を見たときの自分の気持ちについて、いっぱいレポートを書いてくれました。もう私は読みながら、溢れる涙を抑えることができませんでした。そのときの、その女の子の気持ちを考えたら、あまりにも可哀そうだと思ったのです。けれどもその女の子はもう、大
狭小住宅での親の性生活の問題... の続きを読む
ドニャーナ国立公園と言う場所がスペインに存在します。スペイン、アンダルシア地方のグアダルキビール川右岸に存在する土地で湿地から砂丘まで多種多様な地形を作り出しています。世界中の珍しい地形を濃縮したと言ってもいい地形で絶滅寸前の動物が数多く集まっています。特にスペインオオヤマネコと言う動物が地球規模で絶滅の危険性があるため手厚く保護されています。観光客も多く訪れますが、ツアーは4時間のバスか3時間半
スペインにある世界遺産の土地... の続きを読む
地方から都会へ出てくる学生、逆に地方へ行く学生、就職をして親元を離れる社会人など一人暮らしをする方はそう少なくないでしょう。最初の問題として物件の問題ですが、候補としてマンション、アパート、寮などが挙げられます。どれも様々なメリット、デメリットはありますがマンションとアパートはさほど変わらないと思います。それでは簡単にそれぞれのメリットをあげます。まずマンションやアパートのセキュリティがしっかりし
一人暮らしをお考えの方... の続きを読む
地震の時に落ちてきて怖いもの、壊したくないものってなんでしょう。TVやパソコンなどの家電商品が浮かぶと思います。家電商品の耐震グッズをみると、結構両面テープでがっちり固定するものが多くて、引っ越しも多い一人暮らしではためらうことがないでしょうか。私はよく引っ越しをしているので、あまりがっちり固定してしまうと、外すのが大変で移動させるのが面倒臭くなってしまうので困っていました。そんな時出合ったのが、
一人暮らしの地震対策(電化製品)... の続きを読む
建物が建ってから何年が経過しているかを示すのが築年数だ。築10年であれば、竣工後(建物完成後)10年経っている。ちなみに新築でも、未入居で1年経てば中古となり、新古物件などと記載されるようになる。中古物件で注意したいのが、昭和56年6月以降の新耐震基準で建てられているかどうか。この基準は現行の耐震基準でもあり、震度6強程度の地震でも建物が倒壊せず、建物内の人命が危険にさらされない耐震性能をめざした
築年数と合わせて耐震強度も気にしておこう... の続きを読む
私たち夫婦、数年前、結婚後に住むマンションを購入するため、神戸市内の色々なマンションのモデルルームを見学に行きました。その中に、新しく建った高層マンションがあり、ただでさえ土地が高い地域に建ったマンションなので買える気はしませんでしたが、ひやかし半分で見学に行ってみました。行ってみると想像以上にモダンで素敵なマンションで、上層階から眺める夜景の映像などを見せてもらった私たちは「都会の高層マンション
高層マンションに住む夢を叶えたい!... の続きを読む
ノンリコースローンの本質は貸し手側も一定のリスクを負担するということです。日本では民間金融機関も含め、資産評価方法や迅速な売却体制が十分に確立しておらず、取得した住宅の売却損失などの大きなリスクが金融機関に生じるため、これまでノンリコースローン型の住宅ローンはまったく取扱されていません。貸し手にもリスクを求めるということは、それに見合うだけの収益が期待できる場合で、収益事業ではい住宅取得のための融
貸し手側も一定のリスクを負担する「ノンリコースロー... の続きを読む
二〇〇三年、「コレクティブハウスかんかん森」が、「コモンミール」と呼ばれる週に三回の食事の共同運営を含む、日本ではじめての本格的なコレクティブハウスとして誕生した。この「コレクティブハウスかんかん森」は、東京・東日暮里に建てられた複合福祉施設「日暮里コミュニティ」の二階・三階部分を占める形でスタートした。三〜八〇歳までの二五世帯三六人が暮らし、その内訳は、シングルが一五人、シェアが六人、家族やカッ
「コレクティブハウスかんかん森」... の続きを読む
リフォームも新築も引渡が近づくにつれ、工事は加速してどんどん早まっていくものだ。U社長は若い衆3人を従えて、「2日で終わらせるから」と、自ら壁と天井にクロスを貼り始めた。階上の寝室に壁紙糊付機が設置される。こんなのでいいのですかと、何度も確認されたが、一番安い定番カタログの中から選んだ壁紙は、こて仕上げのように凹凸のある、くすんだベージュ。そして天井は全て白に統一した。ちなみにイギリスでは天井は白
カラーコーディネイトを最終的に確認するためグアムへ... の続きを読む
マンションの耐用年数は40年程度だが、築30年ともなれば建物部分の資産価値はほぼ失われている。充分な修繕積立金があり、建替えや大規模改修ができれば別だが、不況の折にそんな余裕はないだろう。買うことは簡単だが、転売はほぼ不可能だ。住民が入れ替わらないから高齢者だけが残り、老人ホーム化していく。このままマンションが朽ち果てていけば、買い手のいない無価値の資産と管理費の支払い義務が残るだけだ。更地にして
マンションの耐用年数は40年程度... の続きを読む
インフレに対する抵抗力という点では、不動産は株式投資より強いが、いつでも換金できるかとなると、まったく分からない。これはもうはっきりしている。流動性に欠けるわけだ。処分しようとなると、半年も一年もかかることが珍しくない。とくに需要のあまりない地域であれば、さらに長期間を要することもある。それは、両者の性格が本質的に異なるからだ。株式投資はそもそも流通証券である。流通性が最初から約束されている。金な
いつでも換金できる需要の多いものを選ぶ... の続きを読む
基本的にはみんなで決めるべきことではあるが、厳密に決めておくのもなかなか難しい事柄の一つだ。アメリカの高齢者向けのコレクティブハウジングでは、共同居住者が病気になった湯合や入院する必要が生じた場合は、どこまで面倒をみるかをあらかじめ契約しておくと聞くが、若者たちのシェアではそこまで事前に取り決めることなどあり得ないだろう。もちろん、一口に病気といっても、数日間風邪で寝込むレベルから長期的な要介護状
もし病気になったら誰が面倒をみてくれるの?... の続きを読む
2つの意味で打撃だった。ひとつはリーマンのCPを抱えていたMMFで元本割れが起きたことだった。米国ではMMFは日本の銀行預金のような使われ方をしている。元本割れしたケースは極めてまれで、基本的には元本は守られるとの考え方が支配的だった。そんな元本の安全神話が崩れたため、MMFから大量の資金流出が起きた。MMF版の取り付け騒ぎだった。もうひとつはCPの評価基準の崩壊だった。リーマンは米格付け会社、ム
CP格付けへの不安... の続きを読む