日本縦断!不動産情報活用術

最上階ほど乗り物酔い状態

2011.11.04

「微妙な揺れ」は構造的なもの。タワーマンションにはつきものだ。一級建築士もこう話す。「タワーマンションは地震が起きても柳のごとくしなやかに揺れて、地震のエネルギーを吸収する。いわゆる柔構造になっています。これは強い風が吹いても同様です。最上限になればなるほど、ちょっとした風でも揺れるので、「船酔い」状態になる」一級建築士も「タワーマンションの上階付近の住人はどんどん出ていく」という話をよく聞くようになったという。

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「最上階になればなるほど、1億や2億円という物件で、住人の多くは経済的な成功をおさめた中高年層。日頃のストレスが、「船酔い」の自宅で、不眠症や倦怠感、めまいや自律神経失調症という形になって現れるようです。経済的な成功をおさめた中高年層なだけに見切りをつけるのも早い。賃貸や分譲に出して、すぐさま低層、高級マンションに引っ越しをしてしまうのです」(一級建築士)しかし、背伸びをして買ったタワーマンションだったらどうなるのだろうか。子どもの教育費を準備せねばならない世代にとってはタワーマンションからの引っ越しなどは考えられない。こうしてタワーマンションに住み続け、日々、「微妙な揺れ」にさいなまれることになるのだ。