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間違いだらけのゆとり返済

2011.10.07

私事で恐縮なのだが、10年前に子供が生まれたのをきっかけに、妻の実家の近くにマンションを購入した。購入を決めた最大の理由は、実はある広告宣伝の文句だった。その文句とは、「史上最低金利3・9%、史上初めて3%台に突入!」だった。今となっては1%台が当たり前だが、平成元年ごろのバブル時代、7%、8%の高金利を経験している者にとって、3%台というのはとても信じられないことのように思えた。しかも、当時住宅金融公庫はゆとり返済と称し、当初5年間の金利を抑える商品が主流だった。このゆとり返済(ステップ償還)が多くの人をその後の地獄へ導いた。借入金については、借入れする人の収入で限度額が決まる。上限金額は、年収に占める年収負担率(年収に占めるローン返済比率)によって決定されることは前項で説明したが、このゆとり返済を使うと当初5年間は、返済額が抑えられ、年収600万円ぐらいの人でもゆうに4000万円ぐらいまで借りられたのである。

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