マンションでの事件や犯罪は、供給量の増加とともに、年々増える一方である。警視庁の統計によると平成一〇〜一五(一九九八〜二〇〇三年の五年間で、住戸内への侵入盗難事件二・五倍、マンション内での強盗事件二・一倍、痴漢、いたずら、強姦などの性犯罪一・九五倍となっている。ピッキングにいたってはなんと一五〇倍を超えている。増加しているのは発生件数だけではなく、あらゆる領域の犯罪にわたっている。そこで、マンションを取り巻く主な犯罪、事件をみてみる。
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・バルコニーからの侵入
マンションでの住戸内への侵入は、玄関からが圧倒的に多いが、バルコニーのガラスを破って侵入する例も少なくない。低層部では二階、三階が、高層階では最上階の住戸がこの被害にあうことが多い。低層部では排水管などをよじのぼって侵入するし、最上階には屋上からロープを垂らしたり、排水管を伝わって侵入するのである。いずれにしろ、低層階や最上階ではバルコニーの窓を二重ロックにし、防犯ガラスに交換することや防犯フィルムを貼り付けることを検討する必要がある。